最近、家電量販店でよく目にするようになった「ハイセンス」。
テレビや冷蔵庫、洗濯機といった家電を、手頃な価格で豊富に展開するブランドです。
一方で、「中国メーカーの品質はどうなのか」「信頼できるのか」といった疑問を抱く人も少なくありません。
今回の記事では、ハイセンスの企業背景や製品の特徴、さらには世界市場での位置づけについて掘り下げます。
実際のユーザーの評価や、東芝との意外な関係、現在の世界シェアについても調べてみました。
家電購入を検討中の方は、この情報を参考にしてみてください。
- ハイセンスは中国・青島市に本社を置き、テレビ、冷蔵庫などの家電製品を手掛け、テレビ世界出荷台数で第2位(2023年)を達成。
- 2010年に日本法人を設立し、2018年に東芝映像事業を買収、高品質かつリーズナブルな製品で市場シェアを拡大。
- 東芝技術を活用したREGZA製品開発や、中国、メキシコなどの世界34カ所に生産拠点を持つ。
- テレビや冷蔵庫は信頼性が高く、特にテレビでは高品質な製品が多く、シェア拡大に成功。
ハイセンスはどこの国のメーカー?
ハイセンスは中国のメーカー
ハイセンスは、中国・山東省青島市に本社を置く大手電機メーカー。
1969年にラジオ工場として創業し、現在ではテレビを主力製品としつつ、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなど多岐にわたる家電を展開しています。
2023年にはテレビの世界出荷台数で第2位を記録し、急速な成長を遂げています。
日本市場には2010年に参入し、高品質でリーズナブルな製品が広く支持されました。
また、2018年には東芝の映像事業を買収。この買収によって技術力とブランド力を強化し、国内外での事業拡大を着実に進めています。
ハイセンスの会社概要
ハイセンスグループは、世界160以上の国と地域で事業を展開するグローバル企業。
従業員数は約10万人にのぼり、34カ所の生産拠点と17カ所の研究開発センターを擁しています。
テレビ事業では、100インチモデルで世界第1位を獲得し、レーザーテレビ市場では53.4%のシェアを占めるなど、優れた技術力で市場をリードしています。
日本ではハイセンスジャパンとTVS REGZAの2社体制を構築し、両社の強みを活かした製品開発を推進。
多様なニーズに応える家電を提供しつつ、国内市場での競争力をさらに高めています。
ハイセンスは東芝からテレビ事業を買収し、シェアNo1に
ハイセンスは2017年11月、東芝映像ソリューションの株式95%を129億円で買収しました。
これにより、東芝の優れたディスプレイ技術や研究開発力を手に入れ、さらに40年間の東芝ブランド使用権も取得。
以降、ハイセンスブランドとREGZAブランドの二本柱で事業を展開しています。
原材料調達の効率化や技術革新を進めた結果、高品質で手頃な価格の製品を市場に投入。
その成果として、2022年には日本の薄型テレビ市場でシェア33%を記録し、業界首位に立ちました。
長年にわたる技術とブランド力を融合させた経営戦略が成功を収めています。
日本の技術を手にして、さらに品質が良くなったんだね!
ハイセンスの評判!冷蔵庫など調査
ハイセンスの冷蔵庫は壊れる?うるさい?
アイリスオーヤマとハイセンス
— shocoraββ (@shocorabeata) September 6, 2023
馬鹿にしてたわ、、、
冷蔵庫はうるさくないし冷える。洗濯機は静か
脱水がちょっと残念だけど、許せる
レンジわりといいの買ったけどやっぱ国産だね。コンセント繋いだままでもある程度経つとスリープモードみたいなって物置かないと動作すらしない。エコだなー全部パナで揃えればよかったわと思わされたわ。
— 犬 (@dogmeatchop) June 12, 2023
冷蔵庫はケチったけどハイセンスの冷蔵庫静かすぎ動いてんのかってレベルだけど酒はキンキンだ
価格が魅力的なハイセンスの冷蔵庫ですが、海外メーカーに対して「壊れやすい」「うるさい」といったイメージを持つ人も少なくないでしょう。
ハイセンスの冷蔵庫は、使用者調査でも多くのユーザーが故障や不具合を経験しておらず、特別壊れやすい製品ではありません。
音については、コンプレッサー動作時に「ブーン」という音が発生する場合があります。ただ、多くのユーザーから「静か」との評価を得ています。
設置環境や使用状況によって音が気になる場合もありますが、防振マットの使用や設置場所の調整で改善が可能です。
冷却性能に関しては、一部のモデルで夏場に冷えが弱いとの報告があります。
しかし、適切な使用方法を守り、食材の詰め込みすぎを避けることで問題なく快適に使えます。
ハイセンスのテレビは壊れやすい?
ハイセンスのテレビはどうでしょうか。
実際の調査でも、多くのユーザーが不具合や故障を経験しておらず、特別壊れやすい製品ではありません。
一般的な液晶テレビの寿命である7〜9年程度は問題なく使用可能で、多くの人が長期間安定して使えています。
2018年以降は東芝のレグザエンジンを採用したことで画質や性能が向上し、品質面での評価も高まっています。
さらに、万が一の故障に備えた3年間のメーカー保証が付いており、購入後も安心感を持って利用できるのが特徴です。
安価であることから品質を疑問視する声もありますが、これは自社工場での一貫生産を活用し、製造コストを抑えているためです。
ハイセンスの人気商品は?
テレビ
ハイセンス32型A4Nシリーズは、注目の高コスパテレビです。
同サイズでは珍しいフルHD対応のADSパネルを採用し、広視野角で鮮やかな映像を楽しめます。
HI-VIEWエンジン2Kによる高画質処理や、12個の動画配信サービスにワンタッチでアクセスできるVODダイレクトボタンも搭載。
Bluetoothリモコンによる音声操作対応や低遅延ゲームモードなど、機能面も充実。
寝室や一人暮らしのメインテレビとして最適な、高画質・高機能かつリーズナブルな一台です。
冷蔵庫
ハイセンスの3ドア冷蔵庫HR-G3601は、大容量360Lながらスリムな設計が特徴の人気モデルです。
最短90分で氷を作る急速製氷機能と、防音シート付きの製氷皿で静かな製氷を実現。
さらに、HI-NANOイオンによる除菌・脱臭機能で庫内を清潔に保ちます。
野菜室には湿度コントロール機能を搭載し、食材の鮮度を長持ちさせる工夫も。
LED照明とガラストレイで庫内が見やすく、3段の引き出し式冷凍室で食材の整理もラクラク。
インバーター制御で省エネ性能も優れており、4人家族の使用にぴったりのサイズ感です。
洗濯機
ハイセンスの全自動洗濯機HW-DG80Jは、8kgの大容量でありながら使いやすさを追求したスタンダードモデルです。
銀イオンによる抗菌機能を搭載し、衣類を清潔に保てるのが特徴。
立体シャワー水流システムにより、洗剤の残りが少なく、しっかりとした洗い上がりを実現します。
低騒音インバーター制御を採用しているため、夜間でも気にせず使用できる静かな運転音も魅力。
3〜4人家族に最適なサイズで、洗濯槽の自動お掃除機能付きなので、メンテナンスも簡単です。
さらに、温度センサーによる温度管理機能で、季節に合わせた最適な水温で洗濯できます。
エアコン
ハイセンスのエアコンHA-S28G-Wは、8畳用の使いやすさを追求したモデルです。
特筆すべきは解凍洗浄と内部クリーンを組み合わせたダブルクリーンシステム。
熱交換器を常に清潔に保ち、カビや雑菌の繁殖を防ぎます。
大型ビッグファンによる静音設計で、就寝時も気にならない運転音を実現。
上下左右に可動するフラップで部屋全体を均一に空調できます。
バックライト付き液晶リモコンで夜間の操作も快適で、省エネECOモードも搭載。
日本の住環境に合わせて設計された信頼性の高いモデルです。
オーディオ
ハイセンスのサウンドバーHS2000Nは、最大出力120Wの高性能モデルとして注目を集めています。
独自開発のレース型サブウーファーから60Wの重低音を出力し、迫力ある音響を実現。
DTS Virtual XとDolby Digital Plusに対応し、まるで映画館のような立体的なサウンドを楽しめます。
最新のBluetooth 5.3規格に対応し、スマートフォンとの接続も安定性抜群。
HDMIケーブル1本で簡単接続でき、テレビのリモコンでの操作にも対応しているため、使い勝手も抜群です。
光デジタル、AUX、同軸デジタル入力にも対応した多機能な一台です。
ハイセンスはどこの国かについて知恵袋などによくある質問4選
まとめ:
今回は、ハイセンスはどこの国のメーカーかを調査しましたが、結論をいうと、ハイセンスは中国の電機メーカーで、日本市場でも急成長中です。
テレビや冷蔵庫などの家電製品は、高いコストパフォーマンスと品質で評判が良く、特にテレビは国内シェア上位に食い込んでいます。
東芝の技術力も継承しているため、日本の消費者ニーズに合った製品を提供できている点が、ハイセンスが日本市場で成功している大きな要因と言えるでしょう。
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